にきびと皮膚のキメ|横浜 川崎 にきび・にきび跡センター

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にきびと皮膚のキメ

image にきびが生じる理由として、皮膚のターンオーバー(入れ替わり)の乱れがあります。
ターンオーバーという言葉をご存知でしょうか?
これは、皮膚が生まれ変わる周期のことで、通常は約28日で再生されるのが
理想的な状態です。ところがホルモンバランスや紫外線、年齢等の影響で、
ターンオーバーは次第に遅くなります。すると表皮には角質が堆積し、
にきび・しわ・しみ・くすみなどの皮膚トラブルが生じやすくなります。

この乱れを改善する方法は様々あり、にきびの治療の選択肢の一つになっています。
具体的には、ケミカルピーリング・レーザーピーリング・ダイヤモンドピーリング等の
ピーリング行為やレチノイン酸外用薬の使用等がこれにあたります。

ピーリングとマイクロスコープ所見

実際に、この一つの方法として、にきびの治療としての「ケミカルピーリング」という言葉は知名度をあげ、
様々なクリニックで行われるようになりました。しかし、ピーリングは万能ではありません。
ピーリングをクリニックで受けたけれど、にきびが良くならないという方も数多くいらっしゃるわけです。どうしてでしょうか?
まずよくなった患者さんの肌のキメの変化をみてみると明らかに皮膚のキメの改善効果が見えています。
キメが改善するとマイクロスコープ等で確認できるレベルで皮膚の表層の変化が見られるわけです。

ピーリングとの適応について

皮膚のターンオーバーの乱れを改善する治療法

ではもともと、ケミカルピーリングという行為の意義とはなんでしょうか?
一般的には、ケミカルピーリングという響きから受ける印象として、
皮膚をはがすイコール詰まったにきびの芯を取り出すというイメージが
強いようですが、本当の意義は、厚く積み重なった古い角質や汚れを取り除き、
皮膚のキメを再構築していくことなのです。

具体的には、表皮に堆積した角質を医学的に研究されたAHA(フルーツ酸)や
BHA(サリチル酸)で取り除き、細胞の活性機能を高め、ターンオーバーを
正常な状態に戻します。
ピーリングは剥がすと言うよりも、少しづつ余分な角質を浮かせて
新しいきれいな肌をよみがえらせるという意義が強いものと考えられます。

よって、もともとキメの整った患者さんにケミカルピーリングをしても、
なかなか効果を得にくいということが多いわけです。皮膚のくすみがとれて、
美白につながったり、にきび跡の改善効果はあったりはしますので、
まったく価値がないというわけではありませんが、
にきびの出来にくさを作る方法としては的外れなことが多いわけです。

こうした患者さんは、本来は他の原因(ホルモンバランスの乱れ等)があると考え、
その治療法を優先した方がよいということになります。
にきびの治療法として、ケミカルピーリング等の選択をする場合には、
施術前に、自分の皮膚のキメの状態をチェックすることをお勧めします。
そして、適応を吟味した上で、改善度を確認しながら納得して治療を受けるべきだと思われます。

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